
RA3000 ストレージ・サブシステムには,単一障害によるシステムダウンを
完全に回避するための冗長構成要素が組み込まれています。 無停電電源装置
(UPS) が標準で付いており,停電時にキャッシュ・データを保護します。
RA3000 はデュアル・ポートの HSZ22 コントローラを使用します。 オプ
ションとして,ミラー化ライトバック・キャッシュを備えたデュアル冗長コ
ントローラを使用すれば,データの一貫性を最大にすることができます。
V2.2 以上の SWCC (StorageWorks Command Console) のクライアント GUI
は,シリアル回線で RA3000 に直接接続した Microsoft Windows NT V4.0
Service Pack 4 以降または Windows 2000 の動作する PC で使用することが
できます。
Tru64 UNIX メンバ・システムに V2.2 以上の SWCC エージェントがインス
トールされていれば,仮想ディスクをインストールした後,TCP/IP 経由で
RAID アレイ 3000 と通信することもできます。
RA3000 には,次のモデルがあります。
• DS-SWXRA-GH — ラックマウント型のサブシステム (標準の RETMA ま
たはメートル式キャビネット) で,HSZ22 コントローラが 1 台組み込ま
れたコントローラ・シェルフ 1 個,UPS 1 台,ホスト I/O モジュール 2
個,デバイス I/O モジュール 1 個,および 6 スロット・デバイス拡張
シェルフ 1 個で構成されています。 拡張シェルフ (DS-SWXRA-GN) を
最大 3 個追加することにより,ストレージ・デバイスを最大 24 個収
容することができます。
• DS-SWXRA-GA — デスクサイド・ペデスタル型のサブシステムで,
HSZ22 コントローラが 1 台組み込まれています。 基本ペデスタルには
ストレージ・デバイスを 7 台まで収容できます。 バッテリ・バックアッ
プ・サブシステムには独立型の UPS が使われています。 拡張ペデスタ
ル・オプション (DS-SWXRA-GD) を使うと,サブシステムに収容できる
ストレージ・デバイスの数を最大 14 台に拡張できます。
いずれのモデルの RA3000 にも,HSZ22 コントローラ・オプション
(DS-HSZ22-AA) を 1 台追加できます。
TruCluster Server 構成の中で DS-DWZZH-03 や DS-DWZZH-05 UltraSCSI
ハブを使って RA3000 をケーブル接続する場合は,表 3–5 に示されてい
る手順に従ってください。
共用 SCSI バスの要件および UltraSCSI ハードウェアを使用する構成 3–33
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