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Memory Channel クラスタ・インターコネ
クトのセットアップ
この章では,Memory Channel 構成の制約事項,および Memory Channel ハ
ブ,Memory Channel 光変換器 (MC2 のみ) のセットアップやリンク・ケー
ブルの接続など,Memory Channel クラスタ・インターコネクトのセット
アップ方法について説明します。
使用できる Memory Channel PCI (peripheral component interconnect) アダ
プタには,CCMAA と CCMAB (MC2) の 2 つのバージョンがあります。
使用できる CCMAA PCI アダプタには,CCMAA-AA (MC1) と CCMAA-AB
(MC1.5) の 2 種類があります。 これら 2 種類の PCI アダプタに使用される
ハードウェアは同じなので,本書では,いずれかの種類に言及している多
くの箇所で MC1 だけを使って表記しています。
サポートされる Memory Channel のハードウェアの一覧については,
TruCluster Server の『ソフトウェア仕様書 (SPD)』を参照してください。
ジャンパ,Memory Channel アダプタ,およびハブのインストールに関す
る図解と詳細な情報については,Memory Channel の『User’s Guide』を
参照してください。
Memory Channel の制約事項については, 2.2 節を参照してください。
TruCluster Server では 2 つの Memory Channel アダプタを使用できます
が,アクティブなレールは 1 つだけです。 これらのアダプタ群をフェイル
オーバ・ペアといいます。 アクティブ・レールに障害が発生すると,クラス
タ通信は以前非アクティブだったレールにフェイルオーバされます。
Memory Channel 上でデータを高性能で配信するために Memory Channel
API で多重 Memory Channel アダプタを使用する場合,rm_rail_style 構
成変数を 0(rm_rail_style = 0) に設定すると,マルチ・アクティブ・
レールがシングルレール方式になります。 省略時の設定は 1 で,フェイ
ルオーバ・ペアが選択されます。
Memory Channel クラスタ・インターコネクトのセットアップ 5–1
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