
4 ワールドワイド名に対するコンソール環境変数を示します。 4 つの
wwidn コンソール環境変数のみ設定可能です (wwid0,wwid1,
wwid2,wwid3)。 show dev コマンドでは,wwidmgr -quickset
または wwidmgr -set コマンドによって wwidn コンソール環境変
数が設定されたディスク・デバイスの情報のみが表示されます。 こ
の例では,wwidn コンソール環境変数は設定されていません。
4. wwidmgr -show wwid コマンドの結果から,Tru64 UNIX ディスクの
UDID (133) と各メンバ・システム・ブート・ディスクの UDID (131 と
132) の行を特定します (例 6–4 を参照)。 次に,それぞれのワールド
ワイド名を比較します。
5. wwidmgr コマンドの -quickset オプションを使用して,Tru64 UNIX
バージョン 5.1A インストール・ディスクおよび最初のクラスタ・メンバ
のシステム・ブート・ディスクのデバイス・ユニット番号を設定します。
例 6–5 では,wwidmgr コマンドの -quickset オプションを使用して,
Tru64 UNIX インストール・ディスクおよび最初のクラスタ・メンバ
のシステム・ブート・ディスクのワールドワイド名の別名として,
UDID を基にデバイス・ユニット番号を定義することを示しています。
wwidmgr -quickset コマンドはデバイス・ユニット番号を設定し,デ
バイス名とディスクへの接続経路 (到達可能性) を表示します。
wwidmgr -quickset コマンドは,UDID に基づいて複数のデバイス・
ユニット番号を生成します。 このデバイス・ユニット番号はワールドワ
イド名の別名で,コンソールがストレージ・ユニットを識別するために
使用できる形式となっています。 wwidmgr -quickset コマンドでは,
ストレージ・ユニットへの各パスが独自のデバイス名となるため,1 つ
のデバイス・ユニット番号に対して複数のデバイス名が生成されます。
例 6–5 は,次のことを示しています。
• wwidmgr -quickset コマンドを使用して,Tru64 UNIX バージョ
ン 5.1A インストール・ディスクのデバイス・ユニット番号として
133 を設定し,最初のクラスタ・メンバのシステム・ブート・ディ
スクに 131 を設定しています。
• wwidmgr -quickset コマンドは,wwidmgr reachability コ
マンドを実行したときと同様の到達可能性を表示します。 到達可
能性の部分は,次の項目を示しています。
– アクセス可能なストレージ・ユニットのワールドワイド名
Fibre Channel ストレージの使用 6–75
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