
• HSG60 および HSG80 のマニュアルでは,上部のコントローラをコン
トローラ A,下部をコントローラ B と呼んでいます。 各コントローラ
には左右に 2 つのポートがあり,HSG60 と HSG80 のマニュアルでは
これらのポートをそれぞれポート 1,ポート 2 と呼んでいます。 透過
フェイルオーバ・モードでは,任意の時点で左右各 1 ポートのみがア
クティブです。
透過フェイルオーバ・モードを有効にすると,上部コントローラの左
ポートおよび下部コントローラの右ポートがアクティブであると見なさ
れます。 上部コントローラで,スイッチと正常に通信できないような障
害が発生した場合は,通信機能が下部コントローラにフェイルオーバ
します。 逆の場合も同様です。
• 透過フェイルオーバ・モードでは,コントローラごとに HSG60 または
HSG80 ストレージ要素 (ユニット) の割り当てを設定できます。 通常
は,ポート 1(左ポート) の接続は省略時のユニット・オフセットが 0
で,D0∼D99 に割り当てられたユニットには,どちらのコントローラか
らもポート 1 でアクセスできます。 ポート 2(右ポート) の接続は省略時
のユニット・オフセットが 1 で,D100∼D199 に割り当てられたユニッ
トには,どちらのコントローラからもポート 2 でアクセスできます。
• 多重バス・フェイルオーバ・モードでは,ポート上の接続はすべて省略
時のユニット・オフセットが 0 で,すべてのホスト・ポートからすべて
のユニット (D0 から D199) を認識できます。 ただし,任意の時点で同時
に 2 つのコントローラを経由して 1 つのユニットにアクセスすること
はできません。 ホストは,ユニットへのアクセス経路を一方のコント
ローラから他方のコントローラに移動させることにより,フェイルオー
バ・プロセスを制御できます。
• Fibre Channel テープ・コントローラ,Fibre Channel テープ・コント
ローラ II,TL891,TL895,および ESL9326D は,Fibre Channel ス
トレージ・バスで使用することができます。 詳細は,『Enterprise
Backup Solution with Legato NetWorker User Guide』を参照してくださ
い。 アプリケーションのフェイルオーバには Legato NetWorker バー
ジョン 6.0 が必要です。
• テープはシングル・ストリームのデバイスです。 テープ・デバイスへ
のパスが複数本あっても,入出力要求の負荷分散は行いません。 テー
プ・デバイスに対して使えるパスのうち,最初に見つかったパスを入
出力に使用します。
ハードウェア要件および制約事項 2–11
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