
• メンバ・システムの数と種類,および共用 SCSI バスの数
TruCluster Server には,2∼8 台のメンバ・システムを使用できます。
共用 SCSI バスに接続されるメンバ・システムの数が多いほど,アプリ
ケーション性能と可用性は向上します。 ただし,すべてのシステムが,
I/O 要求に応えるためにバスの制御権を取得しようとして競合するの
で,システムの数が多いほど I/O 性能は低下します。
各メンバ・システムには,各共用 SCSI バスに接続するための,サポー
トされる SCSI アダプタが必要です。 Memory Channel クラスタ・イ
ンターコネクト,および SCSI アダプタ用の十分な数の PCI スロッ
トも必要です。 使用できる PCI スロットの数は AlphaServer システ
ムの種類によって異なります。
• クラスタ・インターコネクト
1 つのクラスタに必要なクラスタ・インターコネクトは 1 つだけです。
TruCluster Server バージョン 5.1A では,Memory Channel またはプラ
イベート LAN をクラスタ・インターコネクトとして使用できます (プラ
イベート LAN をクラスタ・インターコネクトとして使用する場合の
詳細は,『クラスタ LAN インターコネクト』 を参照してください)。
インターコネクト障害に備えて,またハードウェア保守を簡単に行え
るように,冗長クラスタ・インターコネクトを使用することもできま
す。 メンバ・システムが 3 台以上ある場合は,インターコネクトごと
に 1 つの Memory Channel ハブが必要です。
• 共用 SCSI バス,および各共用バス上のストレージの数
複数の共用 SCSI バスを使用すると,ストレージの可用性が向上しま
す。 1 つのクラスタ・メンバに対し,最大 32 個の共用バスを接続でき
ます。 KZPSA-BB,KZPBA-CB,または KGPSA-BC/CA ホスト・バ
ス・アダプタを任意に組み合わせて使用することができます。
さらに,RAID アレイ・コントローラ群を使用すれば,記憶容量が増
大するだけでなく,ディスク,コントローラ,ホスト・バス・アダプ
タ,および SCSI バスの障害に対する保護になります。 共用バス間で
データのミラー化を行うことにより,データの信頼性と可用性が高ま
ります。 LSM (Logical Storage Manager) のホスト・ベースのミラー
リングは,メンバ固有のブート・ディスクとクォーラム・ディスクを
除く,すべてのストレージで利用できます。
UltraSCSI ハードウェアを使用する TruCluster Server システムの構成 4–3
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