
• スケーラビリティの向上。
• 信頼性,実用性,および可用性の向上。
Fibre Channel では,非常に高速な伝送クロック周波数を使用して,高速
データ転送を実現しています。 光ファイバ伝送線を使用することにより,高
周波情報を送信するトランスミッタとレシーバ間の距離を最大 40 km (24.85
マイル)まで延ばせます。 短い距離では銅線を使うこともできます。
6.1.1 Fibre Channel の基本用語
ここでは,Fibre Channel の基本用語を解説します。
AL_PA
アービトレイテッド・ループ物理アドレス (AL_PA)
は,Fibre Channel ループのノードをアドレス指定す
るために使用されます。 ノードはデータ送信可能に
なると,自分を識別する AL_PA を含むプリミティ
ブ・シグナルを Fibre Channel に送出します。
アービトレイテッ
ド・ループ
ループを形成するノード間のリンクでセットアップ
されるループの中を,フレームがルーティングされ
る Fibre Channel のトポロジです。 ループ内のノー
ドはすべて帯域幅を共用するため,ノードやケーブ
ルが追加されると帯域幅は若干悪化します。
フレーム データはすべて,フレームと呼ばれる情報パケット
の形で転送されます。 フレームは 2112 バイトに制
限されています。 2112 バイトを超える情報は,複
数のフレームに分割されます。
ノード フレームの転送元および転送先を表します。 ノー
ドは,コンピュータ・システム,RAID (redundant
array of independent disks: 独立したディスク群の冗
長配列) アレイ・コントローラ,またはディスク装置
の場合があります。 各ノードには 64 ビットの固有の
ノード名 (ワールドワイド名) があります。 ノード名
はノードの製造時にノードに組み込まれます。
Fibre Channel ストレージの使用 6–3
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