
10.3.2.1 非 UltraSCSI BA356 ストレージ・シェルフ
非 UltraSCSI BA356 には,BA350 と同様に,最大 7 個の StorageWorks ビ
ルディング・ブロック (SBB) をインストールできます。 ただし,BA350 と
は異なり,これらの SBB は Wide デバイスなので最大 16 ディスク (BA356
シェルフ 2 個) までサポートできます。 各 SBB の SCSI ID は,BA350 と同
じくそれらがインストールされたスロット位置に基づいて決まります。 パー
ソナリティ・モジュール (BA35X-MH) 上のスイッチを使って,ディスク群が
SCSI ID 0∼6 に対応する (スロット 7 が電源装置) か,8∼14 に対応する (ス
ロット 15 が電源装置) かを指定します。 SCSI ID 0∼6 を選択するには,
パーソナリティ・モジュールのアドレス・スイッチ 1∼7 をオフに設定しま
す。 SCSI ID 8∼14 を選択するには,パーソナリティ・モジュールのアドレ
ス・スイッチ 1∼3 をオンに,4∼7 をオフに設定します。
図 10–7 に,BA356 の SCSI バス・ジャンパ,BA35X-MF の位置を示しま
す。 このジャンパは筐体の背面にあります。 TruCluster Server クラスタ
で動作させるには,J ジャンパを通常の位置,つまりスロット 6 の後ろに
インストールする必要があります。 SCSI バス・ジャンパの位置は BA356
と BA350 とは異なります。
BA356 シングルエンド・バスの終端はパーソナリティ・モジュール上で設定
されます。 この終端は,ケーブルを JB1 にインストールし,2 つの BA356
ストレージ・シェルフのシングルエンド SCSI バスをデイジー・チェインで
連結しない限り,アクティブです。 この場合,ケーブルが JB1 に接続される
と,パーソナリティ・モジュールのターミネータが無効になります。
クラスタでは,2 つの BA356 間のシングルエンド・バスのデイジー・チェイ
ンは使用されません。 その代わりに,H885-AA トライリンク・コネクタを
装着した DWZZB-VW を各 BA356 にインストールし,ホスト・アダプタか
らの Wide ディファレンシャル接続を両方の BA356 にパラレルに接続しま
す。 一方の BA356 のパーソナリティ・モジュール上のスイッチは SCSI ID
0∼7 に,もう一方の BA356 のパーソナリティ・モジュール上のスイッチ
は SCSI ID 8∼14 に設定します。
10–12 非 UltraSCSI デバイスの外部終端または放射状接続を使用する構成
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