
TL893 または TL896 テープ・ライブラリを使用する TruCluster Server クラ
スタでは,メンバ・システムと StorageWorks エンクロージャつまり RAID サ
ブシステムはトライリンク・コネクタまたは Y ケーブルを使用するので,そ
れらを共用 SCSI バスから孤立化することができます。 ただし,ディスク・
ストレージと ATL が同じ共用 SCSI バス上にある場合,テープ・ライブラリ
を共用バスから削除するには,ASE をシャットダウンする必要があります。
TL893 または TL896 の各ユニットに付属のアクセサリ・キットに含まれ
ているジャンパ・ケーブル (ATL 注文番号 0425017) を使用して,テープ・
ドライブおよびロボット・コントローラを再構成し,他のバス構成にす
ることもできます。
1 つのドライブからターミネータを取り外し,もう 1 つのドライブから内
部 SCSI ケーブルを取り外すと,デイジー・チェイン接続ができます。 こ
れら 2 つのドライブをジャンパ・ケーブルを使って接続し,同じ SCSI バ
ス上に配置してください。
______________________ 注意 _____________________
これらのテープ・ライブラリのどの SCSI バスにも 3 台以上のド
ライブを接続しないようにお勧めします。
図 8–17 に,3 バス構成の TL896 テープ・ライブラリを使用する TruCluster
Server クラスタの例を示します。 この構成では,テープ・ドライブ 4(ポー
ト E) がテープ・ドライブ 5 に,テープ・ドライブ 2(ポート A) がテープ・ド
ライブ 3 に,テープ・ドライブ 1(ポート B) がテープ・ドライブ 0 に,それ
ぞれジャンパ接続されています。
TL893 または TL896 テープ・ライブラリを共用 SCSI バスに追加するには,
共用 SCSI バスの最後のデバイスの次に来るメンバ・システムを選択しま
す。 テープ・ライブラリは常に共用 SCSI バスの最後のデバイスでなければ
なりません。 BN21K,BN21L,または BN31G ケーブルで,そのメンバ・
システム上の SCSI バス・コントローラに接続された Y ケーブルと,該当す
るテープ・ライブラリ・ポート間を接続します。 図 8–17 では,1 つの共用
SCSI バスがポート B(テープ・ドライブ 0 と 1) に,もう 1 つの共用 SCSI バ
スがポート A(テープ・ドライブ 2 と 3) に,3 番目の共用 SCSI バスがポート
E(テープ・ドライブ 4 と 5,および MUC) に,それぞれ接続されています。
テープ・ドライブを使用する共用 SCSI バスの構成 8–61
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