
例 9–5: AlphaServer 4100 システムの pk* コンソール環境変数の表示 (続き)
pkf0_termpwr 1
例 9–5 の show pk* コマンドの出力を,例 9–1 の show config コマンド
および例 9–2 の show dev コマンドの出力と比較してください。 どちら
の出力にも,pk* デバイスは含まれていません。 例 9–2 から以下のこと
がわかります。
• NCR 53C810 SCSI コントローラは,ディスク DKa と DKb を備えた
ncr0 および ncr1 として示されています (pka および pkb)。
• Qlogic ISP1020 デバイス (KZPBA-CB) は,ディスク DKc と DKd を備え
た isp0 および isp1 として示されています (pkc および pkd)。
• KZPSA-BB には,ディスク DKe と DKf があります (pke および pkf)。
例 9–5 には,2 つの pk*0_soft_term 環境変数が示されています。
pkc0_soft_term は「on」,pkd0_soft_term は「diff」です。
pk*0_soft_term 環境変数は,16 ビット Wide SCSI バスを実装し,動的
終端を使用する QLogic ISP1020 SCSI コントローラを使用しているシステ
ムに適用されます。
QLogic ISP1020 モジュールには 2 つのターミネータがあり,1 つは下位 8
ビット用,もう 1 つは上位 8 ビット用です。 pk*0_soft_term は次の 5
つの値をとります。
• off — 下位 8 ビットと上位 8 ビットをともにオフにします。
• low — 下位 8 ビットをオンにし,上位 8 ビットをオフにします。
• high — 上位 8 ビットをオンにし,下位 8 ビットをオフにします。
• on — 下位 8 ビットと上位 8 ビットをともにオンにします。
• diff — バスをディファレンシャル・モードにします。
KZPBA-CB は Qlogic ISP1040 モジュールであり,その終端設定は内部終端
抵抗 SIP の RM1∼RM8 があるかどうかによって決まります。 この場合,
pkb0_soft_term 環境変数は無意味であり,無視してかまいません。
例 9–6 に,show isp コンソール・コマンドで表示した,AlphaServer 8x00
上の KZPBA-CB に適用されるコンソール環境変数を示します。
非 UltraSCSI デバイスの外部終端または放射状接続を使用するシステムの構成 9–17
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